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2008年5月21〜25日

フォルクスワーゲンオープン 荻村杯 2008 速報
2008年5月21〜25日、横浜で行われる「フォルクスワーゲンオープン 荻村杯 2008」。臨場感溢れるレポートにご期待ください<(_ _)>
(レポート・写真提供/卓球王国)
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フォルクスワーゲンオープン荻村杯速報、終了いたします。
2008/05/25

 例年よりも1日長い5日間開催となった今年のフォルクスワーゲンオープン・荻村杯が本日25日に終了。同時に、連日お伝えしてきたフォルクスワーゲンオープン・荻村杯速報もこれで終了いたします。

 男女団体は中国が制覇。男女シングルスもベスト4を中国勢が独占するなど、最強王国がその力をまざまざと見せつけた今大会。日本人選手の出場がなかった最終日にも多くの観客が足を運び、世界の技に酔いしれた。来年こそは、最終日にも日本人選手が残っていることを期待したい。

 さて、今回の速報はいかがだったでしょうか。毎日楽しみにしてくれていた方がいらっしゃったのなら嬉しい限りです。5日間のご高覧ありがとうございました。

 下写真はシングルス表彰式後に行われた、北京五輪・日本代表選手団の激励会の様子。2・3階の観客席の方々もフロアに下りて、大いに盛り上がったイベントでした!

馬琳がジャパンオープン王者に!
2008/05/25

●男子シングルス決勝

馬琳(中国) 9、−5、10、−13、9、6 王皓(中国)

 男子シングルス決勝に駒を進めたのはともに裏面を操るペンホルダードライブ型。ジャパンオープン連覇を狙う王皓vs.初制覇を狙う馬琳の中国勢同士の対戦。
 馬琳は強引なまでの回り込みフォアドライブで豪快に得点を挙げれば、王皓は裏面の特性を生かした横回転系レシーブからラリー戦に持ちこみ、回転量豊富なドライブで得点を挙げる。どちらかと言えば、前陣では馬琳、中陣では王皓に分がある。このように、同じペンホルダーとはいえ、主戦武器が異なるところに卓球の妙味がある。
 ハードトレーニングで鍛えた肉体と見事に融合した技術の応酬は、決勝戦に相応しいものであった。そして、強靱な肉体と類い希な技術を兼ね備えた最高の選手は馬琳に決まった。フォアハンド、バックハンドのバランスでは王皓の方が上をいくが、それぞれの技術の多彩さで馬琳が上回った。フォアドライブひとつとっても、回転量の違いや打点の変化などの幅広さは特筆モノだ。
 世界選手権のタイトルもない馬琳だが、北京へ向けて視界は良好だ。

女子シングルスは張怡寧が優勝を飾る!
2008/05/25

●女子シングルス決勝
張怡寧(中国) 5、−9、−5、7、8、−19、5 李暁霞(中国)

 女子シングルスは世界ランキング1位の張怡寧が制した。世界ランキング1位の選手が優勝、と聞けば当たり前だと思われるかもしれないが、決勝は大接戦。同士討ちであることで盛り上がりに欠けるかという懸念もあったが、本気の打ち合いに観客も酔いしれた。
 ポイントはバックハンドの技術。張怡寧は打点の早さと安定を追求、対する李暁霞は多少打点を落としても自分のスタンスで威力ある球を打つスタイルだ。どちらのスタイルも最高峰であるために、流れを引き寄せたものが連続得点をしあう展開。特に第6ゲームは張怡寧がマッチポイントを握れば、李暁霞が返し、李暁霞がゲームポイントを握れば、張怡寧が返しという息を飲む攻防。このゲームは李暁霞が取り、勝負は最終ゲームへ。
 最終ゲームを5本で取った張怡寧が優勝を果たしたが、どこかで李暁霞が流れを掴んでいれば全く逆の結果になっていたかもしれない。最終ゲームになり、やや硬さが見られた李暁霞に比べ、最後まで自分のプレーで得点を重ねていった張怡寧。ほんのわずかなものではあるが、世界ではこの“わずか”が致命傷になる。

馬琳が07世界戦のリベンジ達成!
2008/05/25

●男子シングルス準決勝第2試合
馬琳(中国) 4、−5、9、7、8 王励勤(中国)

 男子シングルス準決勝第2試合は王励勤vs.馬琳。07年世界選手権ザグレブ大会決勝と同カードだ。その時の対戦では、馬琳が世紀の大逆転負けを喫しているが、今回は4-1で王励勤にリベンジ。
 国内、国外を通じて幾度となく対戦してきた二人。壮絶な打ち合いを期待していたが、手の内を知り尽くしている両者は、終始相手さぐり合いが続く。ツッツキや仕掛けの一手でもミスが出るなど、世界一の好カードといっても過言でない対決にしてはやや物足りない印象。それでも、相手の中陣からのパワードライブを前陣でライジングカウンターを放つなど、随所に見せるスーパープレーに観客は惜しみない拍手を送った。

世界ランク1位のテクニックで王皓が馬龍を下す
2008/05/25

●男子シングルス準決勝第1試合
王皓(中国) 10、8、10、8 馬龍(中国)

 昨年の荻村杯決勝と同じカードとなり、中国男子のホープ馬龍の成長ぶりが注目されたが、王皓は巧みな台上テクニックで馬龍の強打を封じた。特にコースが全く読めないバックフリックは、ゆるいボールでありながら馬龍を翻弄。第2ステージ1回戦でも吉田海偉がこのフリックで回り込みを封じられたが、馬龍に対しても有効だった。台上でチャンスを作って叩き込む王皓のパワードライブは強烈だ。

李暁霞が世界チャンプに完勝! 女子準決勝
2008/05/25

●女子シングルス準決勝
李暁霞(中国) 8、1、3、−4、8 郭躍(中国)

 昨年の本大会ではダブルスを制したパートナー同士の対戦は、李暁霞が2ゲーム目10−0でリードするなど、郭躍を圧倒。得意のバックドライブでたびたび郭躍のフォアを抜いた。郭躍はわずか15歳で優勝した、03年大会以来の優勝はならなかった。

女子シングルス準決勝 張怡寧が完勝
2008/05/25

●女子シングルス準決勝
張怡寧(中国) 8、6、9、−6、8 郭炎(中国)

 張怡寧が郭炎に完勝。スコアは競ったが、打球点の早いバックドライブを軸にラリーを組み立て、終始主導権を握った。第1、2ゲームはともに郭炎が序盤でリードしたが、張怡寧がスキのないラリー戦で逆転、郭炎はフォアドライブの手数を増やして第4ゲームを奪ったが、それが精一杯だった。
 第5ゲームは張怡寧8−6のリードから張の3球目フリック強打が決まり、会場に打球音が響き渡る。9−7からは郭炎がストップ対ストップからゆるく入れたボールを、珍しく張怡寧がフルスイングのバックドライブで打ち抜く。結局最後は郭炎のフリックがオーバーミスしてゲームセット。張怡寧、3年ぶりの優勝まであとひとつ。
 

大会最終日 男女シングルス準決勝は豪華カードが目白押し
2008/05/25

 5日間の大会もついに最終日。今日は男女シングルス準決勝・決勝の6試合が行われる。その対戦カードは以下のとおり。

★女子シングルス準決勝
10:30〜 張怡寧(中国) vs. 郭炎(中国)
11:05〜 李暁霞(中国) vs. 郭躍(中国)

 第1試合は05年世界選手権、第2試合は07年世界選手権の決勝の対戦カードだ。ガチンコ勝負を期待したいが、果たして。

★男子シングルス準決勝
11:40〜 王皓(中国) vs. 馬龍(中国) 
12:15〜 王励勤(中国) vs. 馬琳(中国)

 こちらも世界ランキングのトップ4が激突。なんといっても中国男子の永遠のライバル、王励勤と馬琳の対戦が楽しみだ。

クロアチア、健闘及ばず。中国の強さばかりが目立った決勝
2008/05/25

 男子団体決勝は中国vsクロアチア。今大会、日本と韓国を破り、台風の目となったクロアチアだが、中国には完敗。中国は女子に続いてのアベック優勝を決めた。
 
 昨日、シングルスを棄権した譚端牛の欠場が心配されたが、決勝の晴れ舞台には元気な姿を見せてきた。その譚端牛はトップで王励勤と対戦。20cm以上の身長差があるかと思われる両者。小柄な譚端牛は筋力で劣るため、なるべく台から下がりたくない。そのため、忍者のごとくコート狭しと駆け回り、打点の早い攻撃を仕掛ける。その姿に心を打たれた観客の応援にも熱が入り、それに応えるようにスピードアップ。さらに横下回転系サービスでたびたびエースを奪ったが、王励勤には及ばなかった。

 2番は、韓国戦でラストで呉尚垠を破り、クロアチア決勝進出の立役者となった、「ゾッキ」ことプリモラッツ。対する中国は、馬琳を送り込んできた。この試合、プリモラッツのツッツキが台から出るか出ないかの絶妙のコントロールで低く決まり、馬琳のフルスイングを抑え込む。また中陣からの引き合いでも切れのあるドライブを決めて1ゲーム先取。馬琳は常にラバーを気にするようなナーバスなそぶりを見せており、プリモラッツはこのまま一気に突き放したいところだった。しかし、やはり馬琳が一枚も二枚も上手。第2ゲーム3−5のビハインドから馬琳が8点連取でこのゲームを奪うと、後半はフルスイングを控えながら、それでもプリモラッツを破るに十分な強さを示した。

  女子同様、中国男子も1・2番を連取。注目が集まっていたダブルスのペアリングは馬琳と王皓だった。やや気性に難があるペンドラコンビだが、攻撃力は中国の中でも際立つ。クロアチアは譚端牛/ガチーナが挑んだが、サービスを出しては王皓に裏面で払われ、レシーブではストップしても馬琳にそれを狙われ、とお手上げ状態。中国ペアは20分とかからず、クロアチアペアをあっさりと料理し、3−0でクロアチアに完勝。男子も中国オープンに続く2連勝で、中国が男女アベック制覇を決めた。

女子団体決勝 チームワークでも上回った中国
2008/05/25

 女子団体決勝のトップに登場したのは、中国は郭躍、シンガポールはリ・ジャウェイ。2月の世界団体戦広州大会、女子決勝の1番と全く同じシチュエーションだ。この時はリ・ジャウェイが勝利し、『中国の連覇が途絶えるか』というムードすら流れた。
 因縁の対決は、観客の期待を裏切らないゲームオールの接戦。技術、戦術を超えた戦いの結末は、わずかに郭躍の女王としてのプライドが上回った。「同じ相手に二度続けて負ける」というのは、中国代表としては許されないこと。ラリー戦での無理な体勢からの強打を避け、3球目のチャンスボールを逃さなかった。

 郭躍の試合中、必死に応援していたのが王楠。チームの年長者として、郭躍のリベンジを心から願っていた。そんな王楠は2番で馮天薇と対戦。国際舞台に登場してから、あっという間に世界ランキングトップ10入りを果たしたシンデレラガールだ。
 パワー溢れる両ハンドドライブで相手を圧倒するスタイルの馮天薇だが、王楠は柔らかいボールタッチで緩急をつけ、馮天薇に的をしぼらせない。まるで闘牛士のようにヒラヒラと華麗に舞った王楠が、3−0で馮天薇を下した。

早くも王手をかけた中国。3番ダブルスには満を辞した張怡寧が登場。郭躍との新旧女王ダブルスだ。対するはリ・ジャウェイ&王越古のシンガポールのツインエース・ダブルス。あとがないシンガポールペアだが、それが気負いになったか、序盤からミスを連発。中国ペアも随所にさすがのコンビネーションを見せるが、それ以上にシンガポールペアの硬さが目立った。第3ゲームこそ捨て身の攻撃で奪うが、反撃もそこまで。中国が、中国オープンに続いてブロツアー団体戦2連勝を飾った。

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